レンジフードのフィルター掃除|重曹や洗剤を使って換気扇をキレイに

レンジフードのフィルターについた汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダといったアイテムを使用することで、楽に落とすことができます。その理由は、フィルターにつく汚れの大半が『酸性』であり、重曹・セスキ炭酸ソーダが『アルカリ性』だからです。酸性の汚れに対して、アルカリ性のアイテムを利用すると、効果的に掃除することが可能なのです。

このコラムでは、レンジフードのフィルター掃除を効率よくおこなうコツや、実際の手順などについてご紹介いたします。また、掃除してもなかなか汚れが落ちないときに備えて、掃除のプロの利用ポイントにもふれていきます。

フィルターがあまりに汚れていると、せっかくの料理も気持ちよくおこえません。ぜひ精読していただいて、快適な料理ライフを送ってください。

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目次

レンジフードのフィルター掃除を効率よくするコツ

掃除を短い時間でストレスなくおこなうためには、対象の汚れに対してどういった方法をとることが効果的なのか、十分に知るところから始めましょう。ここでは、レンジフードのフィルター掃除のコツについて、詳しくご紹介いたします。

油汚れにはアルカリ性が効く!

レンジフードのフィルターに付着している汚れは、一般的に油汚れです。油汚れは酸性であるため、反対の成分にあたるアルカリ性のアイテムを使うと、簡単に掃除することができます。

以下で、掃除に使えるアルカリ性のアイテムをご紹介いたします。これまで水とブラシなどで掃除していたけれど全然キレイにならなかったという人は、ぜひ使ってみてください。

  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • 市販の洗剤

重曹は料理でも使用するものなので、常備しているご家庭もあるかと思います。重曹はアルカリ性のため、酸性の油汚れに効果的なのです。

セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ナトリウムと重曹でつくられている薬剤のことをいいます。重曹を溶かした水溶液よりも強いアルカリ性を備えているため、酸性の油汚れには抜群の効果を発揮するアイテムです。「セスキ」とパッケージに大きく書かれている商品も市販されており、価格も数百円のため、手ごろに入手できます。

また、すでにご家庭にアルカリ性の洗剤があるなら、あらたにセスキ炭酸ソーダを購入しなくてもよいでしょう。メーカー製の洗剤でも問題ありません。重曹などは手元に洗剤がない場合に、代用できるということを覚えておくと役に立つかもしれません。

フィルター掃除は3か月ごとが理想

レンジフードのフィルターは、可能であれば3か月のサイクルで掃除するようにしましょう。掃除が苦手という人も多いかと思いますが、汚れは付着したときから時間が経てば経つほど、落としにくいものになっていきます。

また、掃除しないで汚れを放置しておくと、キッチンにいて嫌なニオイを感じるようになります。さらに、油汚れがひどくなると、フィルターの目が詰まってしまい、正常に換気されなくなるため、キッチンに湿気がたまることも考えられるでしょう。

湿気がたまってしまうと、キッチンのあちこちにカビが発生して不衛生な環境になってしまうおそれがあります。固着した汚れは、アルカリ性アイテムを活用しても、完全に落としきることが困難な場合も多いです。汚れは放置せずに、3か月ごとにおこなうようにしましょう。

フィルター掃除前の準備

高所の掃除をおこなうと、汚れが下に落ちてしまうことが多いです。それは、レンジフードに関する掃除にも当てはまります。レンジフードの掃除を始める前には、レンジフードの下には不要な新聞紙や広告などを敷いて、ほかの部分に汚れが落ちないようにしましょう。

キッチンの上だけでなく、キッチン回りの壁や床も汚れないように同様に新聞紙などを敷いておくとあとで掃除の二度手間になりません。

レンジフードのフィルター掃除方法

レンジフードのフィルター掃除方法

ここまでは、レンジフードのフィルターの汚れは一般的に酸性の油汚れであるため、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダといったアイテムが有効というコツという点を、ご紹介いたしました。コツがわかれば、あとは手順通りに掃除を実行するだけです。

ここからは、レンジフードのフィルター掃除について、『フィルターをこする・拭く方法』と『フィルターをつけおき洗いする方法』をご紹介いたします。

フィルターの取り外し方

掃除を始める前に、まずはマスクとゴム手袋を着用しましょう。酸性の油汚れも、アルカリ性のアイテムも、皮膚を刺激するからです。ゴム手袋をはめて、肌荒れを防ぎましょう。また、油汚れの臭いで気分が悪くなることがあるため、掃除の際にはマスクも忘れずに装着しましょう。

マスクとゴム手袋を着用したら、フィルターを取り外していきます。レンジフードには主に『整流板が付いたもの』『深型のもの』『浅型のもの』といったタイプがあり、それぞれでフィルターの取り外し方が違うため注意が必要です。

フィルターの取り外し方については、取り扱い説明書を読んでおこなってください。レンジフード本体に手順の記載されたシールが貼ってある場合もあるため、それを見ながらおこなってもよいでしょう。

【方法1】フィルターをこする・拭く方法

まず、外したフィルターを、不要な新聞紙や広告の上におきましょう。そして、用意したアルカリ性アイテムをフィルター全体に噴きかけてから、しばらく放置します。放置する時間の目安は、重曹を使った場合は約2時間半、セスキ炭酸ソーダを使った場合は約30分です。

メーカー製の洗剤を使った場合は、パッケージの使用方法欄に目安時間などが記載されているはずなので、それを順守しましょう。

目安の時間が経過したら、フィルター全体を歯ブラシでこすったり、雑巾で拭いたりするだけです。ある程度こすったり拭いたりしたら、水拭きと乾拭きをおこないましょう。たったこれだけで、随分とキレイになっているはずです。

【方法2】フィルターをつけおき洗いする方法

市販されている、メーカー製のアルカリ性洗剤を使っておこないます。スプレータイプなどではなく、大きなボトルに液剤が入っているだけのものがよいでしょう。

アルカリ性洗剤の用意ができたら、次に、洗剤やお湯・フィルターを入れるための器を用意しましょう。45リットルのゴミ袋といった、大きめの袋で問題ありません。用意できたら、キッチンのシンクや洗面所、お風呂場で作業を開始します。

器のなかに、フィルターが浸かるほどのお湯(※およそ45度)を入れましょう。次に、アルカリ用洗剤を、お湯全体に広がるようにそそぎ入れます。そのあと、大体1時間ほど待ってから、洗剤の混ざったお湯を捨て、歯ブラシやスポンジでこすったり拭いたりします。酸性の油汚れはぐんぐん落ちていくはずです。

外付けフィルターの選びかた

付けフィルターを取り付けることで、フィルターを汚れにくくすることができます。外付けフィルターには、主に『不織布タイプ』『金属タイプ』『ガラス繊維タイプ』のみっつがあります。それぞれどのような特徴があるか、順番に見ていきましょう。

・不織布タイプ
すでにある換気扇フィルターの上から、被せて使うタイプです。既存のフィルターと2重になるため、レンジフードの奥が汚れにくくなります。また、被せてあるだけなので、外すのも簡単です。汚れがひどくなったら、すぐに外してそのまま捨てることができます。

ただし、フィルターが2重になるため、換気効果が低下するおそれがあります。布製であるため、料理の火が移って燃えてしまう危険性があることもデメリットといえるでしょう。

・金属タイプ
掃除が簡単にできるため、丁寧に手入れしていけば、長く使用することが可能です。金属製のため、料理中の飛び火で燃えるといったリスクもありません。安全であり、コストパフォーマンスの高いタイプといって差し支えないでしょう。

ただし、使い捨てにするタイプではないぶん、こまめな手入れが必要です。

・ガラス繊維フィルター
ガラスを繊維化した素材でつくられた、目の細かいタイプです。十分に汚れをさえぎる効果があります。

レンジフードの汚れはフィルターの奥にも!

フィルターで汚れをさえぎってはいても、徐々に奥まで汚れは蓄積していきます。フィルターの奥の汚れを掃除するときは、フィルターを掃除するときと同様に、まずレンジフードの下に不要な新聞紙や広告を敷きましょう。

次に、フィルターを外します。フィルターを外し終えたら、重曹を溶かした水溶液やセスキ炭酸ソーダ・メーカー製の洗剤を染み込ませたスポンジやタオルを使って、奥の汚れをこすったり拭いたりしましょう。

しかし、奥の汚れは、見えづらくすみずみまで落とすのは困難でしょう。大変そうだと思ったら業者に依頼して掃除をしてもらうのもひとつの手です。

換気扇はキッチン以外にも!大変なときは業者を利用してみては?

換気扇はキッチンだけではありません。洗面所やお風呂場・トイレなど、家のさまざまな場所にあります。これらすべてを自分で掃除するとなると、かなりまとまった時間が必要になるため、なかなか実行できない人も多いことでしょう。

しかし、換気扇の掃除をおこなわないと、家のなかで悪臭がしたり、カビが発生したりするおそれがあります。健全な生活を守るためにも、掃除はおこなったほうがよいのです。

自分で家の換気扇を掃除することが難しいときは、プロの掃除業者に依頼することをオススメします。プロに任せれば、掃除に自分の時間を割く必要はありません。また、的確な方法でしっかりと汚れを落としてくれます。

ここでは、プロの掃除業者に依頼する際の費用相場や、業者の選びかたなどをご紹介いたします。自分で掃除できなくて困っているという人は、ぜひ参考にしてください。

業者に依頼する場合の料金

換気扇の掃除を依頼した場合の費用相場は『およそ13,000円~20,000円』です。ただし、換気扇の数や場所次第では増減するため、あくまでも目安として参考にしてください。

依頼する際には、まず必ず業者の見積りをとりましょう。見積り無料の業者もあるため、何社かピックアップし、相見積りをとることもオススメします。相見積りをとり、サービス内容や費用を比較することで、納得のいく依頼ができるでしょう。

自分で掃除するのとどう違う?

プロの掃除業者に依頼すると、手間を省くことができます。また、レンジフードの内部を、奥まですみずみにキレイにしてくれるため、快適な生活を送れるようになるでしょう。

業者の選びかた

見積りが有料の場合、余計な費用がかかってしまうため、無料見積りの業者がおすすめです。また、こちらの相談に対して、納得がいくまで答えてくれるところがよいでしょう。また、実績や作業の事例が業者のホームページに掲載されていることがあるため、どんな対応をしているか参考になるかもしれません。

まとめ

レンジフードのフィルターの掃除には、アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダといったアイテムを使うとよいです。レンジフードのフィルターに付着している汚れの多くは油汚れであり、油汚れが酸性だからです。酸性の汚れには、アルカリ性のアイテムを使うと、効率よくキレイにすることができます。

しかし、「試してみたけれどあまりキレイにならない……」「自分で掃除できる時間がない……」という人がいらっしゃった場合は、ぜひ弊社にご相談ください。弊社には換気扇に関するプロが多く加盟しております。24時間、年中無休でご相談は承っておりますので、ご都合のよろしいときにご連絡ください。お電話お待ちしております。

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