換気扇についた油汚れを気持ちよく落とす方法

換気扇の油汚れを落とす方法

換気扇掃除と言えば“キッチン”が思い浮かぶ方は多いでしょう。どうですか?ご自宅の換気扇はこまめに掃除して、キレイに保たれていますか?年に1、2回という方が多いのではないでしょうか。
ただお部屋の空気をキレイに保つために回すだけでなく、お料理をしたりタバコを吸ったりして換気をするときにも大活躍してくれるのが換気扇。毎日使っていくなかで着実に汚れていきます。
換気扇の掃除が面倒くさいと思われる原因は、分解が大変、簡単に汚れが落ちないなどありますが、なによりも面倒なのは“油汚れ”だと思います。今回はその油汚れを落とすことに注目してみました。
食中毒が恐い暑い時期、換気扇の汚れを放置したままでいるとカビや雑菌が繁殖して衛生的によくありません。この記事を読んでヨシ、掃除するか!と思っていただけたら幸いです。

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目次

用意するもの

  • ゴム手袋
  • 洗剤や重曹、セスキ
  • 使い古した歯ブラシ、たわし
  • 新聞紙
  • ドライバー
  • いらないタオル、布
  • バケツ
  • はけ(洗剤を塗るときにあるとラクですが、お好みで)

掃除をする場所の広さにもよりますが、上から3つは必ず使います。あとの備品は100均で十分用意できます。

お掃除の流れ

まずは準備をしていきましょう。ファンが作動すると危険ですので、あらかじめ電源プラグやブレーカーを切ってから作業を始めてください。油やホコリが落ちても大丈夫なように換気扇周りも片づけて、新聞紙やシートを敷いておきましょう。つけ置きができるようにバケツや、シンクにお湯をはりましょう。ここでのコツは水ではなく、お湯を使うところです。油汚れはお湯で溶けるので、60度前後の熱さを保っておきましょう。

次は換気扇をできる限り分解していきましょう。フィルター、シロッコファン、その他のパーツなどです。このときにゴム手袋や軍手をして、部品の角で手をケガしないようにしましょう。換気扇には様々なタイプがあるので、各取り扱い説明書などを参考にして外していってください。ほとんどの換気扇に共通することが、使われているネジは逆回しで止められている場合が多いという点です。これはモーターが回るときにネジが緩まないためになっています。

分解したフィルターなどをつけ置きして、その間に取り外せないフード本体の掃除をしましょう。外したパーツにホコリが大量についている場合は、つけ置きする前にお湯で流しておきましょう。
つけ置きするときは重曹を入れましょう。さらに台所用洗剤を少し入れると重曹水がくっつきやすくなります。そのまま放置しておくだけで時間が経つと油汚れが浮いてきます。油がだいぶ浮いてきたら歯ブラシなどを使ってこすり、水ですすいでよく乾燥させましょう。

取り外せないレンジフードや本体などの掃除をするときにも重曹を使いましょう。

重曹:水を2:1

で混ぜて30分以上放置し、ペースト状にしたものを使うとガンコな油汚れも落としやすくなります。ペーストにした重曹ははけで直接塗るか、キッチンペーパーに染み込ませて貼り付けましょう。30分ほど放置すると油が浮いてくるので、固い紙を使って重曹を剥がしましょう。その後はぬるま湯をしぼった雑巾などを使って拭き取ってください。
最後は取り外したときと逆の順番でパーツをはめていけば終了です。

換気扇掃除の定番“重曹”

換気扇の掃除方法として小麦粉や強力な洗剤を使う方もいるでしょうが、重曹を使う人が最も多いのではないでしょうか。重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、水に溶かすと弱アルカリ性になります。そのため酸性の油汚れを中和し浮かせてくれるので、落としやすくなります。また、重曹は結晶の粒が大きいため水に溶けにくい点がおすすめポイントです。人体にも安全で、環境にも優しいので安心して使うことができます。

さらに重曹水は沸騰すると強いアルカリ性に変化します。頑固な油汚れを落とすときにはこの炭酸ソーダになった重曹を使うといいですが、沸騰させる際にアルミ製のやかんなどを使うと表面が黒ずんでしまうため、直接沸騰させるのではなく熱湯に溶かす方がいいでしょう。

また、アルカリ性に変化したら直接肌に触れると荒れてしまうので、必ずゴム手袋をつけましょう。さらにメガネをかけておくと、飛び散りから目を守ることもできるでしょう。

さて、ここまで重曹で油汚れが落ちることをご紹介しましたが、重曹のもう一つの効果もご存じですか?それは“研磨力”です。焦げ付きによる汚れを落とすときにもってこいなのです。ただしその研磨力が強いため、重曹を使うのに不向きな素材があることも覚えておいてください。アルミやステンレスなど、キズつきやすい素材に使うことは避けましょう。

セスキはご存じですか?

換気扇掃除には重曹。これはもうたくさんの人がご存じかと思いますが、実は重曹よりも油汚れを落とすことに強い“セスキ”というものがあることを紹介しておきましょう。

セスキはアルカリ性の性質を持っていて、タンパク質を分解する働きがあるので、汚れをしっかり落としてくれます。そのパワーは重曹の10倍とも言われています。炭酸ナトリウムよりも肌に優しいので、素手でも肌荒れがしにくいことがうれしいポイントです。また、水に溶けやすいことも特徴であるため、スプレーにして毎日のお掃除にも手軽に使える点がおすすめです。

セスキを溶かした水も、沸騰させるとアルカリ性が強いセスキ炭酸ソーダになりパワーアップします。また、セスキはタンパク質を分解できるので、手あかや皮脂などの汚れを落とすことにも向いています

こんな場合は業者にお願いしましょう

掃除に活躍セスキ炭酸ソーダ

今回ご紹介した重曹やセスキを使った換気扇の油汚れを落とす方法は、ガンコな汚れを落とすことに向いていますが、あまりにも蓄積された汚れの場合だと汚れを落とすことに限界はあります。

換気扇の分解も簡単に外せるタイプならいいですが、そうでないなら取っても元に戻せなくなってしまい、間違ってはめると換気扇の威力を落としたり故障の原因になるでしょう。
上記した他にも年に1、2回ほどしか掃除ができない場合は、自分ではできない部分の掃除もできて隅々までキレイになるので、業者にお願いすることを検討しましょう。

まとめ

換気扇は家の大掃除をする部分でもハードルが高い掃除箇所かと思います。今回ご紹介した方法でワンシーズンに1回くらいは掃除できるといいでしょう。油は熱で溶けるため、大掃除のイメージが強い冬場よりも暑い夏場の方が油汚れを落とすチャンスです。ぜひ一度、しっかりキレイにしてみてはいかがでしょうか。

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