マンション換気扇お掃除法と注意したいポイント3つ

マンションの換気扇のお掃除方法

アパートやマンションには、決まった種類の換気扇がついていることが多いのをご存知でしたか? キッチンやトイレ・浴室など住宅の中でもさまざまな場所についている換気扇ですが、日常生活に不可欠で使用頻度が高いぶん、汚れやすいのが難です。

今回は、マンションの換気扇の換気扇掃除について、その方法と注意点をご紹介します。換気扇を正しく管理して、より快適な毎日を過ごしましょう。

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目次

マンション換気扇の掃除方法

マンションの換気扇を掃除するためには、どのような方法をとればいいのでしょうか。ここでは、マンションに設置されていることが多い「シロッコファン」の掃除方法をご紹介します。安全に、より綺麗に掃除をおこなうには、どのようなポイントを押さえるとよいのでしょうか。

1、ブレーカーを落とす

1、 ブレーカーを落とす

まず大切なのは、しっかりとブレーカーを落とすことです。通電している状態で掃除をしようとすると、まちがって電源が入ってしまったときにとても危険です。

多少面倒でもきちんとブレーカーを落とし、電気の流れを止めます。そのあとは、ゴム手袋を装着して近くに新聞紙を敷くなどして、掃除の家庭で触れる汚れへの対策を万全にしておくのも大切です。

2、カバーと換気扇を取り外す

次に、カバー(フィルター)を取り外します。換気扇にはたいていカバーがついているため、ネジで留めてある場合はネジを外してカバーを取り外します。どこにもネジが見当たらない場合は、カバーを上に持ち上げて、手前に引けば取り外すことができます。

カバーを取り外したら、次はファンです。フィルターを外すと羽根が見えると思います。羽根の手前には、ベルマウスという円盤があるので、固定しているネジを指で回します。数か所のネジのあとでベルマウスを取ったら、羽根を留めているネジを外します。反時計回りにネジを回して取り、羽根を手前に引くと外すことができます。

油汚れが接着剤のようになって抜けない場合は、ライターなどの熱を当てれば取りやすくなります。

3、清掃する

シロッコファン取り外したら、60度くらいのお湯のなかに羽根を入れます。それからそのお湯の中に、セスキ炭酸ソーダや重曹など、アルカリ性の洗剤を投入します。洗剤を溶かしたあとはラップをして密封し、漬け置きします。

20分ほどたったら、タワシやブラシで羽根を磨き、汚れを除去します。お湯の中での作業のほうが、汚れは落ちやすくなります。肌が弱い人は、かならずゴム手袋などを装着したうえでおこなってください。汚れがひととおり落ちたらお湯で洗い流し、水気をよく拭きます。

4、換気扇とカバーを取り付ける

ここからは、分解の手順を逆回しにして、組み立てていきます。羽根→ネジ→ベルマウス→ネジ→カバーの順に装着し、換気扇を元通りにします。ブレーカーを上げて通電をおこない、試運転をしてみましょう。

聞きなれない音がしたり強い振動が起こったりした場合は、どこかに異常がある可能性があるので、すぐに運転を中止して原因を突き止めましょう。

換気扇だけでなく、ダクト掃除も大切

シロッコファンの掃除では、換気扇のファンの部分だけでなく、ダクトの掃除も大切です。ダクトは、家庭用の換気扇の中でもシロッコファンだけについているパーツです。普段は壁の裏などに影を潜めているダクトですが、その重要性についてご紹介しましょう。

築10年経過した建物の場合は要注意

築10年経過した建物の場合は要注意

建設から10年以上経過している建物の場合は、とくに注意が必要です。換気扇の清掃をしている場合でも、ダクトの内部まで掃除をおこなう人は少ないです。ダクトの掃除を全くしたことがない方が掃除に着手しようとする場合、ダクトの内部は相当汚れていると覚悟しておく必要があります。

ダクトの掃除は、換気扇のファンの掃除ほど頻繁におこなう必要はありませんが、少なくとも5年に1度は清掃するのが好ましいです。築10年を過ぎた建物では、ダクトの中の状態を一度は確認しておいた方が安心です。

匂いや換気力低下の原因になる

台所のシロッコファンのダクトはとくに、油汚れ・すす汚れがひどい可能性が高いです。一方、トイレや浴室のダクトは油汚れが少ない代わりに、カビやホコリによる汚れが大変です。

ダクトを一切掃除せずにおくと、汚れがひたすら蓄積していく一方になります。嫌な臭いの発生源になったり、ホコリやごみが詰まってダクトが細くなり、換気機能の低下につながります。いくら換気扇のファンの部分の汚れを除去しても、吸引力が弱いまま改善されない場合は、ダクトに原因があるかもしれません。

健康被害にも影響が出る

ダクトの汚れは部屋の換気だけではなく、健康被害にも影響をもたらすことがあるので注意が必要です。汚れやほこりが付着したままだと、ダクトに蓄積したそれらのゴミにカビが発生し、ダクトを逆流して室内に舞い込みます。

換気扇から待ったホコリなどを吸い込むと、住人の健康被害につながるおそれがあるため、深刻な問題なのです。とくにアレルギーや、ぜんそくなど呼吸器系の病気をお持ちの方には、発作を重症化させる引き金にもなりかねません。

換気扇掃除の注意点

換気扇掃除をおこなうときに大切なポイントを押さえておきましょう。少し心がけるだけで、換気扇の寿命を延ばすことができるだけでなく、一回ずつの掃除の労力を少なくすることもできます。日常的に清掃する場所ではないぶん、できるだけ効率よく掃除を進められたらうれしいですよね。

少なくとも年に1回は行う

少なくとも年に1回は行う

着手にもなかなか決意が必要な換気扇掃除ですが、少なくとも年に1度は掃除をおこないましょう。日ごろ換気扇をつけておく時間が長い人ほど、しっかりと掃除する必要があります。稼働時間が長ければ長いだけ、汚れやほこりがたくさん蓄積するからです。

使用の頻度が少ない方でも、少なくとも年に1回掃除しましょう。普段から3,4か月に1回簡単な清掃をすると、一回の掃除の労力が少なく、日ごろも快適に換気扇を利用することができるようになります。また、油物を料理する頻度が高いのであれば、年に数回、多めのお手入れをした方がよいでしょう。

掃除をしないと様々な悪影響が発生

換気扇の寿命が縮まる

汚れが蓄積していくにつれて各パーツの稼働に負荷が発生し、モーターなどにも負荷がかかって、寿命が短くなります。

電気代が高くなる

蓄積した汚れで負荷がかかると、それまでと同じように動かそうとしても必要なエネルギー量が大きくなるため、電気代が高くなります。

換気性能が低下する

通気口の中に汚れやごみが蓄積していると、空気の通り道が狭くなり、室内の空気を充分に吸い込むことができなくなります。

カビが発生する

換気扇の内部に蓄積したホコリを温床としてカビが発生します。

異臭の原因になる

換気扇の汚れを放置していると、ときにはドブのようなにおいがするようになります。

シロッコファンは掃除が難しい

レンジフードなどのシロッコファンの場合は、自力で掃除をするのは難しいといわれます。内部構造が複雑なうえ、羽根の数も多いです。また、プロペラファンのように、カバーのすぐ近くに羽根があるというわけではなく、より奥まで分解しないと羽根が取り外せない仕組みになっています。

個人での分解・掃除を難しいと感じる人が多いので、シロッコファンの掃除の場合は業者に相談することをおすすめします。業者に依頼をすると、時間も手間もかからず、掃除もしっかりとおこなって、換気扇のトラブルを根本的に解決してくれます。

まとめ

マンション換気扇を掃除する際のポイントについてまとめてみましょう。

  • シロッコファンの分解・掃除はブレーカーを落としておこなう
  • 換気扇掃除は、ダクトの清掃も大切
  • 換気扇掃除は年に1度はおこなう
  • 換気扇の寿命、電気代、健康のためにもしっかりと掃除する
  • 自力での掃除が難しければ業者に相談

換気扇は普段なかなか掃除をしないため、ふと気が付けば汚れがたくさんたまりがちです。そんな現実を直視できず、ますます掃除を後回しにした結果、換気扇はそのぶん一層汚くなる…。そんな悪循環に陥らないよう、きちんと定期的に掃除をするようにしましょう。

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