24時間換気で清浄な空気を保ちましょう

24時間換気で清浄な空気を保ちましょう

これからの住宅には、24時間換気が必要になります。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、屋内の空気を清浄な状態に保つためには必要なことなのです。

24時間換気とは、文字通り24時間常に換気扇を回すことであり、その際には換気扇による強制的な換気が必要不可欠なのです。つまり換気扇を回さずに、ただ窓を開けておくだけでは不十分です。
ここでは、これからの私達の生活に深く関わってくる24時間換気についてご説明していきます。

電話ですぐに質問する

0120-949-711

フォームで相談する

目次

どうして24時間換気が必要なのか

戸建て

そもそも、どうして「24時間換気」というものが必要なのでしょうか。それは、現代の日本の建築様式が関係しています。

現代の日本の住宅は、高気密・高断熱が主流となっています。それによって空調設備の効率が向上し、エコに貢献しているのです。
しかしそれは、屋内に汚れた空気を滞留させる原因にもなります。シックハウス症候群の原因物質、アレルゲン、臭いや湿気などが外に排出されにくくなってしまったのです。

そこで必要なのが換気です。従来の住宅であれば窓を開け放つだけでも十分に空気を入れ替えることができましたが、現代の住宅ではそれだけでは不十分なのです。そのため、換気扇を用いて機械的に換気を行う24時間換気が必要なのです。

局所換気との違い

シロッコファン

換気扇と言いますと、キッチンや浴室などに設置されている換気扇を想像されるかもしれません。このような場所に設置されている換気扇は局所換気に適している反面、24時間換気には不適切なことがあります。具体的には、以下のような違いがあることから適していないのです。

風量が大きすぎる

換気扇を回すことによって、多かれ少なかれ、室内のちょうど良い温度の空気が逃げていってしまいます。それが少量ならまだしも、短時間で大量の空気を排気しますと過ごしにくくなってしまいます。また、稼働音や電気代も増大してしまいます。局所用の換気扇はパワーが強いため短期間の排気には適していますが、常に稼働させるのは向かないのです。

換気バランスの悪化

滞りなく換気するためには、換気の経路が重要になります。換気は給気口と排気口のセットが必要で、換気扇の取り付けの際にはそれを考慮する必要があります。しかしパワーの強い局所換気ではその流れが変化してしまい、トイレの悪臭や、浴室の湿気などが広がってしまうおそれがあります。

もしも換気扇が付いていなかったら

換気扇の工事風景

このように、屋内全体の空気を換気するためには、24時間換気の設備が必要になるのです。しかしご家庭によっては、そのための換気扇が設置されていないということがあるのです。

なぜなら、その設置義務は2003年の建築基準法改正によって定められたからです。これ以降の新築住宅には24時間換気設備の設置が義務になっているのですが、その反面、改正以前に建てられた住宅までは義務化されていません。

もしもその住宅が開放的な作りになっているのなら問題ありませんが、そうでなければ換気扇の設置をご検討されたほうがよろしいでしょう。換気扇の中には、24時間換気用の製品も取り揃えられています。その設置には、技術が必要になるのはもちろん、換気の経路も計算に入れて行わなければいけません。素人の方が行うのはまず不可能ですので、必ず換気扇設置のプロを呼び、現場を見てもらうのがよろしいでしょう。

まとめ

風呂場の換気扇

今後も、私達の住宅はより高気密・高断熱化が進んでいくと思われます。それはつまり、24時間換気の重要性が増しているということでもあります。
しかし、古い住宅ではそのための換気扇が取り付けられていないことがあります。新築住宅でも、「義務になっているから」という理由で不適切な位置に設置されていたり、「電気代がもったいないから」といった理由で稼働していないこともあるようです。

心当たりのある方は、換気扇のプロに依頼して、換気について一度見直してみることをおすすめいたします。無ければ設置することができますし、設置済みでも交換や清掃などで換気をサポートしてくれます。ご自宅内の環境が悪いなと感じましたら、一度ご相談されてはいかがでしょうか。

電話ですぐに質問する

0120-949-711

フォームで相談する

 

記事が気に入ったらシェア!
目次